かめたんのマンション管理Memo

マンションと大規模修繕

長期修繕計画の内容(管25-27)

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【問題】
マンション標準管理規約のコメントにおける長期修繕計画の内容に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 既存マンションの長期修繕計画は、計画期間が25年程度以上であることが必要である。

2 計画修繕の対象となる工事として、外壁補修、屋上防水、給排水管取り換え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等があげられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められていることが必要である。

3 長期修繕計画の作成又は変更及び修繕工事の実施の前提として、劣化診断(建物診断)を管理組合として併せて行うことが必要である。

4 長期修繕計画の内容については、定期的な(おおむね10年程度ごとに)見直しをすることが必要である。

【管理業務主任者試験 平成25年第27問】


マンション


【解答】
1 適切
既存マンションの長期修繕計画は、計画期間が25年程度以上であることが必要である(コメント第32条関係②1)。
なお、新築時においては、計画期間を30年程度にすると、修繕のために必要な工事をほぼ網羅できることとなる。

2 適切
計画修繕の対象となる工事として、外壁補修、屋上防水、給排水管取り換え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等があげられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められていることが必要である(コメント第32条関係②2)。

3 適切
長期修繕計画の作成又は変更及び修繕工事の実施の前提として、劣化診断(建物診断)を管理組合として併せて行うことが必要である(コメント第32条関係③)。

4 不適切
長期修繕計画の内容については、定期的な(おおむね10年程度 5年程度ごとに)見直しをすることが必要である。

したがって、解答(不適切)は4です。

管理者からのコメント

省エネルギー対策(管24-28)

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【問題】
マンションの省エネルギー対策として、最も不適切なものは、次のうちどれか。

1 集会室のガラス窓に厚手のカーテンを設置する。

2 高置水槽方式をポンプ直送方式に変更する。

3 屋上の防水層を断熱材付きのものに変更する。

4 廊下の照明器具に人感センサーを設置する。

【管理業務主任者試験 平成24年第28問】


マンション


【解答】
1 適切
集会室のガラス窓に厚手のカーテンを設置する。
厚手のカーテンを設置することは、冷暖房負荷の低減ができます。

2 不適切
高置水槽方式をポンプ直送方式に変更する。
受水槽が不要になり、省スペースにはなりますが、電気代などから、省エネルギー対策とはいえません

3 適切
屋上の防水層を断熱材付きのものに変更する。
外部の熱を遮断できます。

4 適切
廊下の照明器具に人感センサーを設置する。
人感センサーは、センサーに反応している時だけ点灯させ、反応が無くなった時に消灯させる。
普段からつけっぱなしになっている場所においては省エネルギー対策になっているかもしれません。

したがって、解答(最も不適切)は2です。

管理者からのコメント

結露が発生原因(管24-26)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
次の現象に関する記述のうち、結露が発生原因である可能性が最も低いものはどれか。

1 冬季に住戸の玄関の鋼製ドアの室内側表面に水滴がつく。

2 北側の押入れ内部でカビが発生する。

3 窓サッシの枠と外壁躯体の間から水が垂れる。

4 湿気の多い日の朝方に屋内のモルタル塗りの通路が濡れる。

【管理業務主任者試験 平成24年第26問】


マンション


【解答】
結露ができる原因は、室内の大気(空気中の水蒸気)が冷たいものに触れると水滴となるためです。室内と外部との温度差と水蒸気により発生します。具体的に結露が発生しやすい場所は、天井、床、壁、押し入れの隅などです。

1 可能性が最も低いとはいえない
冬季に住戸の玄関の鋼製ドアの室内側表面に水滴がつく。

2 可能性が最も低いとはいえない
北側の押入れ内部でカビが発生する。

3 可能性が最も低い
「窓サッシの枠と外壁躯体の間から水が垂れる。」雨漏り等、防水上に原因がある可能性の方が高い。

4 可能性が最も低いとはいえない
湿気の多い日の朝方に屋内のモルタル塗りの通路が濡れる。

したがって、解答(可能性が最も低い)は3です。

管理者からのコメント

各部分の劣化状態を調査する方法(管23-28)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
マンションの各部分の劣化状態を調査する方法として、次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 タイルの浮きを調査するために「赤外線カメラ」による撮影を行う。

2 コンクリートの強度を推定するために「シュミットハンマー」を用いる。

3 防水層の劣化を調査するために「建研式接着力試験器」を用いる。

4 モルタル仕上げ層の浮きを調査するために「打診用ハンマー」を用いる。

【管理業務主任者試験 平成23年第28問】


マンション


【解答】
1 適切
タイルの浮きを調査するために「赤外線カメラ」による撮影を行う。

赤外線カメラ

赤外線カメラによる非破壊検査です。サーモグラフィーで温度分布を測定することで、建物の異常箇所を発見します。非破壊でできる調査ではありますが、信頼性は高くありません。


2 適切
コンクリートの強度を推定するために「シュミットハンマー」を用いる。

シュミットハンマー

シュミットハンマー(Schmidt Hammer)は、コンクリートの圧縮強度を測定するための機器であり、これを用いた強度測定をシュミットハンマー法と呼ぶ。コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定する反発硬度法の一つであり、構造物に損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査手法である。コンクリートのほか岩石の強度測定にも使われる。


3 最も不適切
防水層の劣化 塗装の付着力を調査するために「建研式接着力試験器」を用いる。

建研式接着力試験器

4 適切
モルタル仕上げ層の浮きを調査するために「打診用ハンマー」を用いる。

打診ハンマー

外壁注入工事等に使用する、タイル等浮きの調査ハンマー。
タイル等の内部剥離を調べる検査器具。


したがって、解答(最も不適切)は3です。

管理者からのコメント

長期修繕計画の考え方(管23-27)

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【問題】
マンションの長期修繕計画の考え方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 修繕周期の近い工事項目は、経済性等を考慮し、なるべくまとめて実施するように計画する。

2 将来想定される工事項目すべてを含めた長期修繕計画を作成すれば、それ以降は、その計画を見直す必要はない。

3 修繕周期は、各部分の不具合によるリスクを減らすために長めに設定しておく。

4 各部分の修繕工事費用は、新築時の工事費用を採用する。

【管理業務主任者試験 平成23年第27問】


マンション


【解答】
1 最も適切
修繕周期の近い工事項目は、経済性等を考慮し、なるべくまとめて実施するように計画する。

2 不適切
将来想定される工事項目すべてを含めた長期修繕計画を作成すれば、それ以降は、その計画を見直す必要はない。その後は、5年ごとに見直す必要がある。

3 不適切
各部分の不具合によるリスクを減らすために長めに設定しておくわけではない。
長めに設定することは適切ではない。

修繕周期は、劣化する建物の部位や設備の性能・機能を実用上支障がない水準まで経済的に回復させることができなくなるまでに期間をいい、推定修繕工事項目ごとに、建物や設備の仕様や立地の他、劣化状況等の調査・診断の結果などに基づいて設定する。
マンション管理の知識平成24年版P803)

4 不適切
物価は変動しますから、修繕工事費用は、長期修繕計画を作成した時点での単価に調査・診断した数量を乗じたものです。新築時の工事費用ではありません。

したがって、解答(最も適切)は1です。

管理者からのコメント