かめたんのマンション管理Memo

各部分の劣化状態を調査する方法(管23-28)

各部分の劣化状態を調査する方法(管23-28)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
マンションの各部分の劣化状態を調査する方法として、次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 タイルの浮きを調査するために「赤外線カメラ」による撮影を行う。

2 コンクリートの強度を推定するために「シュミットハンマー」を用いる。

3 防水層の劣化を調査するために「建研式接着力試験器」を用いる。

4 モルタル仕上げ層の浮きを調査するために「打診用ハンマー」を用いる。

【管理業務主任者試験 平成23年第28問】


マンション


【解答】
1 適切
タイルの浮きを調査するために「赤外線カメラ」による撮影を行う。

赤外線カメラ

赤外線カメラによる非破壊検査です。サーモグラフィーで温度分布を測定することで、建物の異常箇所を発見します。非破壊でできる調査ではありますが、信頼性は高くありません。


2 適切
コンクリートの強度を推定するために「シュミットハンマー」を用いる。

シュミットハンマー

シュミットハンマー(Schmidt Hammer)は、コンクリートの圧縮強度を測定するための機器であり、これを用いた強度測定をシュミットハンマー法と呼ぶ。コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定する反発硬度法の一つであり、構造物に損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査手法である。コンクリートのほか岩石の強度測定にも使われる。


3 最も不適切
防水層の劣化 塗装の付着力を調査するために「建研式接着力試験器」を用いる。

建研式接着力試験器

4 適切
モルタル仕上げ層の浮きを調査するために「打診用ハンマー」を用いる。

打診ハンマー

外壁注入工事等に使用する、タイル等浮きの調査ハンマー。
タイル等の内部剥離を調べる検査器具。


したがって、解答(最も不適切)は3です。

管理者からのコメント

« »